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旅行のあと

旅行のあと

旅行の後のこと。振り返りと思ったこと。

帰国後ものすごく体調を崩した

木曜の夜に帰国して、翌日金曜はフレックスで出社したがかなり眠かった。あと、昼食を食べた後具合が悪くなってきて座っているのもやっとだったので帰りもフレックスで早めに帰った。布団に入って横になっていると熱が上がって、39度近くまでになった。土日寝て過ごして、月曜にやっと起き上がるのがマシになったので夜にあらかじめ喘息の症状で通院の予約をしていた病院にて発熱外来として診てもらった。検査をして、インフルエンザでも新型コロナでもないことがわかった。疲れか。水曜の午後に全快、と言える状態になった。氷が張ってる湖に入ったから風邪を引いたのか、飛行機でマスクをするのを忘れて爆睡してしまったからなのか…心当たりがあると言えばその辺り…。

時差ボケしたら治りにくい方かもと気づいた

体調を崩して一日中横になって寝たい時に寝る生活を数日続けていた影響もあるとは思うが、西から東への移動後、つまり帰国後の時差ボケがひどくて、夜眠れないのが数日続いた。3,4時にやっと眠くなるような感じ。過去、時差が大きい国への旅行をした経験が少なかったのもありこんなにキツいものなのか、と思った。社会人になりある程度生活リズムが確立しているためか。旅行の初め、東西逆の移動の時はアドレナリンが出ていたのかさほど昼間眠くなることはなかった。(夜も連続でぐっすり眠れるようになる前に最終日になってしまったが)

物欲が無くなった(多分一時的)

お土産を買うのにすごく困った。行く前は、北欧雑貨や布製品、器など好きなだけ買ってこよう!と思ってはいたけど意識して買う場を設けないと(空港で、他人へのお土産を買うぞ、と購買に意識を向けるなど)、気づいたらなにも買ってない状況に陥った。お酒の荷物持ち込み量の上限も全然いかなかった。「何も要らないな」という気持ちになった。

それから、日々何気なくみていたSNSのアカウントがくだらないなと思ってリストを削除するなどした。みんな同じものを欲しがっているのが気持ち悪、行ったホテルや買った物を紹介するようなひけらかすような構文のツイート、アップされたブランドや流行りを過度に参考にすること、それを見る時間に価値を感じなくなった。ものを手に入れる・増やすことでの充足感はそんなに得られない(要らない)と思った。足を使った体験に時間とお金を費やしたり、自分以外の人へ贈ったり分け合ったりするようなことを増やしたいと思った。

現地通貨は要らない、タッチ式のクレジットカード便利すぎる

記事に書いたように出国前にいちおう両替して行ったが、1円も使わずに済んだ。飲食店でのチップもクレジットカードの支払いの時に飲食代金とは別で一気に請求される笑

クレジットカードでの買い物のとき、支払いについて現地通貨と日本円の選択がある場合がある。そのときは現地通貨を選ぶのがいいらしいということを教えてもらった。

楽天ゴールドカードがなぜか使えない時があった。友人の楽天プラチナカードも同様。楽天が使えない時がある。予備で三菱UFJのVisaデビットを持って行っていたので使ってみたら、それで決済ができた。その違いとは?いくつかカードを持つべきというのは基本かもしれないけど大事だった。

体力はあればあるほどいい

ツアーではなくすべて自分で自由に行動したが、自由なぶんやりたいことを詰め込みすぎだったかもしれない。効率よくたくさん歩き回って色々なところに行けたのは良かった。

日本のご飯の選択肢の多さはいいな

食べたものがまずかったとかは無いが、慣れない部分は多かった。限られた時間の中で店を選択する難しさもあったし。寒いから温かいスープが飲みたいけど見当たらないなとか、せっかくならその土地の郷土料理を食べたいけど今この寒さは辛い坦々麺の気分だなとか…。スーパーの食材やお惣菜、お弁当、飲食店、…バリエーションの豊かさがある中で日々選択して暮らしていることを思い知る。

各種Googleのツールでの情報管理・共有が便利

遠隔で計画を立てる必要があったので、行きたい場所やホテルの決定などMeetでコミュニケーションを取り、スプレッドシートを使って旅程表の共有をした。持ち物リストやおみやげリスト、事前情報を得るためにに読んだ本やインストールしたアプリもメモしておき、管理。

Googleマップの「行きたい」をつける範囲が広がった

徒歩圏内や東京近郊、遠くて日本各地、くらいの範囲で行きたいところをメモしていたが、もっともっと世界は広いことを思い知った。知らないことがたくさんありすぎる。見たい景色も多すぎる。優先順位をつけるのが難しいけれど、行きたいところに行きたい。言語の壁はあるが、そこまで怯えることはないかもしれないと思った。もちろん勉強するに越したことはない。やっぱり英語が喋れるだけで違うなあというのも思い知った。友人に大きな感謝。

歴史のことを知りたい

城とか教会とか、ヴァイキング博物館を見たことによって歴史が気になった。通り過ぎたイスタンブールの文化の変遷も。自分が実際見たことに限らず、世界で今起きていることがどういう理由でおこっているのか、世界よりもっと小さい範囲で、日本の体制の成り立ちなど、疑問を持つ事柄のことを知るには必ず歴史を知る必要が出てくる。ひたすらインプットの教育では関心を持てずにすり抜けていったことも、今は知っておくべきだったと思う。

その後、日本だけではなく広い目で見て行ってみたいところが増えた。

世界で気になること
  • 温泉文化(西ドイツ、トルコ、ハンガリー)

「日本の温泉地 その発達・現状とあり方/山村 順次」の本を読み、西ドイツは温泉保養地が有名ということを知った。バーデン・バーデンという地域が有名だったり、クアハウスという保養施設が多くあったりするそうだ。

  • 本場のサウナ(フィンランド)

デンマークやスウェーデンにもサウナ文化はあったものの、本場のフィンランドにやっぱり行ってみたい!

  • 宗教の歴史(トルコ)

イスタンブールのハギア・ソフィア大聖堂はキリスト教とイスラム教が混同する特殊な場所だし(世界史的に興味深い)、パムッカレも見てみたい。ターキッシュエアラインズの出発待ちなどで観光地紹介映像を見ていいなあ、と思ったのもある。

  • カール・ツァイスの歴史(ドイツ・イエナ)

光学機器メーカーのカール・ツァイス社はイエナが創業の地。博物館やプラネタリウムがあるそうだ。ツァイス社製の大型プラネタリウムは日本では明石市立天文科学館にあるそうなのでまず行ってみたい…日本標準時子午線の場所は見に行ったことがあって近くまで行ったんだけど、施設には入らなかったな。

イエナのカール・ツァイス光学博物館、Optisches Museum Jena | Chika Travel

  • 本場のビール(チェコ、ドイツ)

チェコのピルゼン市はピルスナーの発祥。ドイツでソーセージとラガーもいいな。いや、スペインの生ハムと白ワインもいいな…

  • 日本時代の遺構(樺太)

これは情勢的にいつ行けるようになるかわからないところもあるが、いつか行ってみたい…。樺太庁時代の建物が、今も「サハリン州立郷土博物館」として残ってるそうだ。他にも鳥居など日本時代のものが今はもう少ないながらも残っているらしい。

スウェーデンには夏にまたゆっくり余裕を持って行ってみたいなと思った。晴れていて、白夜のある時期に!夏のノルウェー、フィヨルドも。台湾にトレッキング行くのも良いし、本場のトムヤムクンを食べにタイにも、ポリネシア諸島にも行ってみたい。