親密さと広がり

2026-03-11

作業BGMとして聴いていた「The Slip 8th March 2026 | Listen on NTS」の中で、めちゃくちゃ良い……!という音楽に出会った。古い曲かと思いきや、昨年1月にBandcampとYouTubeで公開されたものだった。つい先日今年の3/4にデジタルリリース、そして4/10に物理でリリースするらしい。ラッキー!予約購入した。

Dagmar Zunigaは、親密さと広がりの両方を感じさせる音楽を作ります。歌は、ハーモニー、テープヒス、そして強い触覚によって運ばれ、乱れた信号のように漂います。(Google日本語訳)
in filth your mystery is kingdom / far smile peasant in yellow music | dagmar zuniga

「親密さと広がり」、アンビバレントな要素がある。言い得ている。
鳥肌が立つような感覚がしばらく続いた。泣きそうにもなる。なかなかないやつで、久しぶり。「Garden」を最初に聴いてピンときてアルバム通して聴き始めて、「Her Master’s Voice」がめちゃくちゃ良かった。最近は自分の中で、シンディー・リーやジュリー・クルーズ、コクトー・ツインズみたいな流れなんだ。

山と道にオーダーしていたULロングスリーブシャツが届いた。ユニセックスのSサイズは、レディースのものと違って余計にウエストが絞られていなく、かといってダボダボすぎず袖丈もちょうどよかった。軽くてタフでこれから春夏秋と重宝しそう。

3.11発生の時間は家にいて仕事をしていた。あれから15年経つのか。高校の卒業式が終わった後の春休みでその日は家にいて、揺れる水槽やテレビを弟と押さえていた。揺れがおさまった隙で、近くに住んでおり発電機のある祖父母の家に移動し、停電の中、なじみのある漁港近くのローソンがどんどん海に飲み込まれていくテレビの中継を見ていた。現実味がなかった。備えていてもどうしようもないこともあるかもしれないけれど、できる限り災害の備えはして暮らしていきたい。平和な世界が続いてほしい。

夕方、定期処方のため病院へ行った。ついでに前回の検査の結果を聞いたところ、様子見ではいけないレベルに進行しているとのことだった。そろそろ手術をして悪いところを切除したほうがよい、ということになり、今後の状況のことも考えて近々手術をする方向で(引越しを考えると急いだほうがベターと思った)、事前の血液検査をして帰った。自分にとって良い医療へアクセスできること、選択できる環境であること、手術をすることで流産リスクが少し上昇すること、その一方でがんへの進行を抑えられること、自分のような状況も含め結果としての子どもの有無をどう捉えるか(他人のさまざまな状況に思いを巡らせて他人と接すること、偏見を持つ側持たれる側のことどちらのことも想像するなど)、自分の価値観について、柔軟でありたい、と思う。そういう事が自分の身に起きてみないとわからないものだと思う。

同質性の高さはときに居心地が良く、そこから外れたものがあったとき、少数派に対して、多数派に属するものは多少軽蔑?偏見?があるんだなと感じるときもある。ちょっとしたこと、受け取る側の状況にも依って「それはネガティブに思い込みすぎじゃない?」と傍から見て思うこともあるけど、実際多数派と会話した際、節々にそういうニュアンスを含んでいるなぁと自分も(ある部分では少数派として)小さく反応して、こういうところかなぁと気づくことがある。だからといってすごく不快とかではない。それはそれとして否定も受け入れも要らなくて、事実として知っておけばいいだけ。自分がいいと思うことを自信を持って選んで生きていけばそれで良い。