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柿と鳥

柿と鳥

午前中、6kmと少し走った。どんどん天気が悪くなる予報だったので雨が降る前に行っておきたかった。
昨日の夜は飲んで、お茶漬けを食べて遅くに寝てしまったので睡眠の質が悪く、身体は重め。
家を出てすぐ風が強くて「しんどい日か…」と思ったがその後風は気にならなくなった。寒かったので身体があたたまるまでに時間がかかった。でもどんより厚い雲が覆っていても、まったく日の光がない夜よりはマシ。
雨雲レーダーが近づいているらしかったが雨に振られることなく走りきった。

たくさんなっているのにずっと落ちずに実がつきっぱなしの柿の木があった。鳥が寄らないくらい渋いんだなぁと思っていたが今日は見たことないくらいたくさんの鳥が留まっていた。
最初は、大きさ的にヒヨドリと思われる鳥たちが群がっていたが、人が近づくと一気にいなくなってその隙にメジロが群がった。抹茶色がきれいでしばらく見とれていた。
鳥たちは甘くなるときがわかる特殊能力を備えているのか?それとも毎日つつきに来て確かめているのか?香りに気づくのか?微妙な色や形の違いを見分けることができるのか?不思議だなと思った。

祖父が亡くなった年に、祖父が種を植えて育った(と言っていたが本当か?)らしい柿の木に実がなった。
渋柿なので、収穫して実家のベランダに干して干し柿にしている。とてもやわらかくなってしっとりとかなり甘くなる。今まで食べた干し柿とちがう、洋菓子のようなグラッセのような食感になってとてもおいしかった。種無し柿なので食べやすい。一昨年は鳥によく食べられたらしく、去年はネットを張って干していた。去年のものもとてもおいしかったので年始に帰省したときにいくつか持って帰ってきた。冷蔵庫にまだあと一つ。柿と鳥を見て食べたくなったので、味わって食べた。