労働雑感 – 2022.12
振り返ってみるとさまざまなことをやったなと思った。
かいつまんで印象に残っていること。
所感
・GA4は最初戸惑ったが、慣れると探索レポートで詳細なセグメント設定をし、とりたい情報にアクセスしやすくて良いなと思った。
GTMでのトリガー・タグ設定も調べれば大体やりたいことができる。
・「数値をもとに改善」はECサイトやメディア等トラフィックが多く且つtoCのサイトなら、よりやりがいがあると思う。そもそものユーザー数が少ないとUI改修の効果を実感しにくい。
・サービス資料や採用ピッチ資料などもろもろの資料を整えられたのはよかった。
Aiでデザインして画像書き出しGoogleスライドに貼り付けて、編集したいところはテキストにして運用するのが自組織では今一番やりやすいかなという印象。チェックバック時コメントでつけられるし、制作以外のビシネス職メンバーも慣れたツールなので編集しやすい。プリントして使う機会が少なくなりモニター上での説明が多いので16:9で。
・サービスのカラーがかたまってきて、コンテンツアイキャッチや素材作成にも生かせてよかった。上記の制作時それぞれテーマを決めて差別化していた。
去年iPadminiとApple Pencilを買ったのと、年末年始に立て続けにイラストレーションの展示を見に行って感化?されて一時期5分or1分ドローイングを毎日やっていた。(1ヶ月弱しか続かなかったが…)
AppStoreのイラストのような(まったく同じイメージではないけど下記記事の「4. Data Visualization」のような)、手書きっぽいけど整理されている表現にマッチする案件があったので取り入れてみた。
ほかにも、ストックフォトにマッチするものがないときはオリジナルで書いたり、アイコンをつくったり、ほっこり手描き系・ベクターソリッド系など案件に合わせてつくった。
12 Graphic Design and Illustration Trends to Get You Inspired in 2022 | Designstripe Blog
・去年もスポットで動画案件(某充電スポット用)を担当することがあったが、急遽短納期で納品したものが評価されたのはうれしい。
本格実働はこれからなんだけれども。展開して量販店の棚やレジ前でも流れるものをつくれた。YouTubeをあまり頻繁に見るほうでもなく映像文化についていけてない側の人間だと思っていたが、今までずっと平面をつくる仕事をしてきたので親和性は高いかなと思った。AfterEffectsでグラフィックベースの15〜30秒の広告をつくっている。Adobeのソフトなので操作感も違和感なく受け入れられた。まずAiでシーンを作り込んで素材を切り出し、Aeでトレースするようにして画面を作っている。
まったく何もプラグインなしの状態でやりたいことを実装したくて、ちょうど良い参考動画を探してきてスロー再生したり1コマずつ見たりしながらバウンス(物理〜)やトランジションのタイミングを観察してまねしていた。ナレーションの秒数を考慮したり強調したい情報のシーンを長めにとりたいときなど、余計な動きを削ぎ落としていく必要があるので結構シビアだなと思った。でも詰め込んでうまく整ったとき“やったー”と思うのでおもしろさはある。印刷物のレイアウトに似ているかもしれない。動かす作業まで一人で微調整できて、完結できるのでいい(コーディングは実働レベルではないので…)。
この間マルイやファミマの個室トイレにモニターがあって「ここまで広告が…」と思ったがたしかに見るよな。動画は需要あるよなぁと思うのと、気持ちのいい動きに関心があるのとで勉強したいと思う。
・ここ数年話題のBlenderに手を出してみたけどあんまりかも、と思った。
立体を動かしてより伝わる説明ができる動画をつくれたらいいなと思って挑戦してみた。あと、サイトやアイキャッチに使える素材づくりのため(slack社企業サイトのトピックスサムネイルのイメージ)。が、空間把握が得意じゃないかもしれないなと思った。Z軸入るだけで混乱してしまうな。操作感も慣れない。ざっくり基本をやってみる、まとまった時間をとれてなくて練習時間の少なさももちろんあるけど…。
カメラの位置とか光量とかなんかむず…あとテクスチャつけるのもプログラミングっぽくてむず…(PureDataやTouchDesignerを思い出した、あれも直感的と言われているが考え方を切り替えるのが自分にとっては難しい)
自分が撮る、写真もそうかも。物を立体としてみてるよりかは枠内の面に気を遣ってる感じがあるような(ありませんか…)
業務に何か活かそうとするのはやめて気が向いたら趣味でやる。これに関しては、AdobeStockにある3Dグラフィックの素材が豊富だしクオリティが高いからそれ使ったほうがいいかもと思う。
やりたいこと
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動画勉強
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サイトのUI改善
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定期の撮影で、今までにやったことがない表現をやる
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一緒に考えられる人と仕事をする
動画に関しては、新しいおもちゃを得た子どものような気持ちで、プラグインをわくわくしながら試してみていた。
できることが増えたからといってプリセットをそのまま使うのではなく、ストック素材と同じで調整して使わないとやりたいことは表現できないとは思う。ただ技術の組み合わせにならないよう。
ツールで簡単に作成できる世の中だけど、意図や意味を噛み砕いて伝わる表現ができるようにしたい。
toBサイトのUI改善は効果を実感しにくいが、フォームなど検討できる部分はある。
そして本音、一緒に考えられる人としか働きたくない。クライアントは近ければ近いほど、セールスとは密に話せられるほどいい仕事(抽象的…)ができるのではないかなと思う。
自分がうれしいとき
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求められることを提供できたとき
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信頼されて、相談や依頼をしてくれるとき
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「もっとこうしたいけど、可能ですか?」と言われたとき(確かにそっちがいいね、やってやるよorこれはこういう理由でこれがベストだと思うけどどうよ)
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「自分はこうするのがいいと思うけど、どう思う?」と投げかけたときに自分にはなかった視点で提案をくれるとき
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仕事とプライベートのバランスがいいとき
何かひとつのことを極めたいというよりは、求められたら自分のポジションでできることを増やして提供したいタイプだと思う。もちろん、関心があるか?必要性を感じるか?納得感があるか?ということを軸に自分なりに判断して。「この技術を高めるためにこの会社にいるんだ!!」というのがない。いいことなのか?悪いことなのか?同じ仕事のルーティンや持ってる技術の使い回しだけではなく、ちょっと努力が必要な制作のチャンスがずっとあるのは恵まれてると思った。16タイプ性格診断は何回やっても「擁護者(ISFJ-T)」で、特徴に「変更や新しいアイデアをよく受け入れます」とあるから気質的にはそれっぽい。
一方、人間関係の大きな環境変化はなじむまで時間がかかって苦手なのでできるだけ避けたい。自己開示が得意なほうでもないので、信頼されるまでも時間がかかる。体調・生活のバランスをとくに重視するようになり、今は比較的穏やかな状態。仕事の軸も分散させていろいろやるのがおもしろいと思う。
また山に登って体を動かしたり自然の中に身をおくことが、自分のバランスやモチベーションを保つためのひとつの重要な要素になったと感じる。
人のため・世の中のため・自分のために思うこと
「数字を追う」というのは、この世は資本主義社会なので必要で重要ではあるけど、それだけにならないよう手を動かしていたい。やっぱりそれにおもしろさを感じるから。
主として取り扱っていることについて。正直広告は、多くの場合ウザがられる存在だと思う…でもうまくいけば、広告主もみんなも幸せになれるとも思う。この情報欲しかった!というときに得られたらいいし、知らなかった!得られてよかった!から、買ってよかった!にもなりうる。実際自分がSNSを見ていてそう思う機会もある。主体的に取りに行く情報も、広告収入があるからわたしたちは無料で得られているかもしれない。
自分の仕事である“情報を整理してビジュアルをつくる”ということは、「世の中」をつくることに直結していると思う。理想の世の中に対してまだまだなところもあるけど諦めたくない気がする。
あと、お金の面に関わりだしてから、実物が無いものの制作費ってピンキリっぽい(物があってもそうか)実感があるけど、見合った価値のある・喜んでもらえるものをつくりたいなと思う。