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文章を書くこと

日用品としての芸術 使う人の立場から(横山貞子著)」を読み終わり、レビューを検索したけれどAmazon以外とくにヒットせず。
関連で筑摩書房の特集ページがヒットして、webちくまの連載を眺めていて面白いものを発見。

苦手から始める作文教室|津村 記久子|webちくま

文章を書くことについてわかりやすい言葉で説明している。
今第9回までアップされている。
この連載を読んで、自分もメモを取ってみることにして早速その日のうちに無印良品に行って新しいノートを買ってきた。

わたしは「絶対に人に見せない」ことをおすすめします。

自分の考えたことを書き留める行動は、自分という人間を内側から支えることにつながります。それは自立という状態にもつながっています。

第8回 続・作文を支えるメモの秘密 SNSよりメモを取る|苦手から始める作文教室|津村 記久子|webちくま

ふだん思い立った時に書いているこのブログは、インターネットという公の場に公開しているから少なからず他人の目を気にしたものだ。
誰が見ているか分からないから、第三者カメラが発動する。それが強くあり、最近は事実の羅列になりがちだった。(SNSと違い検索でもなかなか辿りつかない個人ブログではあるが)
「他人にどう思われるか」気にしすぎると自分で考えたことを発するのが怖くなる。それから、そもそも発さなくなる。思考停止。
他人が言うことに影響されて、収まろうとしてしまって、健康でない。本当に思っていること・気持ちがわからなくなる。
〈誰も見ていないんだから言いたいことを言う〉場所を作ろうと思って、メモを始めた。
やってみると、手で書くことはこんなに時間がかかるものだったか、と気づく。学生時代の作文は手で書くものだった。考えるスピードと手で書き起こすスピードが、自分にちょうど良かったのかもしれないと思った。
手で書く、からすり替わって今毎日やっているタイピングの速度はかなり早い。追いつかないこともよくある。①話を聞く②メモを取る③考える④喋るを同時にやらないといけないから、なかなかちゃんと考えて発することが難しい。考えをまとめきれなくて発言できないことが自分はよくある。。

読んだ本のこと、本に出てきた読めなかった漢字・知らなかった言葉、見た夢のこと、買ったもののこと、とか思いついた時に書いている。
毎日決められたスペースが確保されている日記帳より気楽かも、と思った。

(津村さんは「人に見せない」ことをおすすめしていたけれど、すでに、このブログは書いたメモに追加してタイピングし直している。。)

津村記久子さんの本は、高校生のとき市立図書館で「ミュージック・ブレス・ユー!! 」を見つけて読んだのが最初で、好きだなと思って大学生になってからもいくつか読んでいた。
日常がテーマなことが多くて、淡々とした文章が好みだなと思った。

冒頭に書いた筑摩書房の特集ページはこれのこと。

ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

2018年2月から始まった企画のよう。もう1000「本」紹介されている。
ここから面白そうなものをほしい物リストにひたすら入れていってる。
家には積読がまだまだたくさんある。。