Adobe Fontsで使えるお気に入りの書体・これから使ってみたい書体
10/15に、フォントライブラリサービスAdobe TypekitがAdobe Fontsになりました。 https://fonts.adobe.com/
良くなったところ
Adobe Creative Cloudの有償プランを利用していればTypekitを使えたのですが、ローカルに同期できるフォント数が限られていました。 Adobe Fontsではこの制限がなくなり、いくつでも使えるようになりました。 ありがたい。 また、サイトの「アクティベート」トグルをONにするだけで、PhotoshopやIllustratorのソフトですぐに利用できるようになります。とても簡単。
右側のトグルをクリックするだけ。
日本語のフォントベンダーも充実
モリサワやフォントワークス、タイプバンク、字游工房のフォントが利用できます。
定番
こちらは普段、見出し・本文に定番で使っているフォント。 モリサワパスポートに加入していなくても使えるようになります。
<2021.05.18追記>「2021 年 9 月に Morisawa フォントを一部提供を停止」の発表がありました。今秋提供書体の見直しがなされる予定です。
A-OTF 太ゴB101 Pr6N
提供 : モリサワ
A-OTF 見出ゴMB31 Pr6N
提供 : モリサワ
A-OTF 中ゴシックBBB Pr6N
提供 : モリサワ
A-OTF リュウミン Pr6N
提供 : モリサワ
HOT
今マイブームのフォント。
DNP 秀英角ゴシック金 Std
提供 : 大日本印刷
堅すぎずまじめすぎず、独特なバランスで親しみやすさがあってかわいい! 「き」「り」「な」あたりが特徴的。 しっかり伝えたいけど見出しゴより堅くなく、游ゴほどシュッとせず、ヒラギノほどふつうすぎず、というところで使える。 ちなみに銀は、もっとしっとり、しなやかに品があって、ちょっと気取った感じがします。
▼参考
「秀英角ゴシック金」「秀英角ゴシック銀」「秀英丸ゴシック」秋よりモリサワから発売 | DNP 大日本印刷株式会社
期待
実践で使ったことがないけど、これから使えそうだなと思ったフォント。
貂明朝
提供 : アドビ
2017年11月に発表されたばかりの新しいフォントです。 字画のアキは小さめで、きゅっとコンパクト。 「は」や「な」が特徴的で、筆が続いているところがのびやか。 ひとことドン、と置くときや、アクセントに使えそう。 収録文字数が多くて使いどころを選ばない上に、色つきのSVGも含まれている。かわいい。
▼参考
「貂明朝」は日本語フォントの新たな領域へ
The Typekit Blog | 可愛らしくも妖しい「貂明朝」登場
DNP 秀英丸ゴシック Std
提供 : 大日本印刷
全体的に均一に整っている。 漢字が顕著ですが、完全にくっつかない部分が多くて、ゆとりがある印象。 Bのもこもこ感あって太めな感じは、見出しにしても埋もれなさそう。
TBちび丸ゴシックPlusK Pro
提供 : タイプバンク
こども系、ママ系に使えそうなフォント。 やわらかくて丸すぎずすっきりしてるけど、ハネや曲がり部分・突き抜けに特徴あり。 線の太さが均一でないのもおもしろいです。 お行儀よくみせたいけど整わせすぎずちょっと崩したいときに使えそう。
フォントの選択肢が広がると、雰囲気に合わせてつくりたいデザインを実現しやすくなる!と思うので、表現ツールとして活用していきたいです。