日記を読みたい
日記を書いてほしい。私が読みたいから。
Tipsの発信やある特定の事柄についてだけ書いているブログは世の中に数多くある。それをやる目的の大きな一つは「広告収入」だろう。SEOに強いテンプレートで、アイコンと吹き出しを使ったブロックがあったり、ある程度形式があったりして…
そういったブログが検索でヒットして、書いてある情報に助けられたことは多々ある。インターネットってなんでも教えてくれてわからないことを解決してくれるなあと思う。
しかし私が特に好きなのは、ごくごくシンプルで軽量な、小さくて私的で雑多なテキストサイトだ。
知りたい情報を検索してたまたま辿り着けた時はとてもラッキー。他の記事も興味深いときは見つけることができた幸運に感謝する。
日々の他愛もないこと、食べたもののこと、行った場所のこと、一緒に時間を過ごした人のこと、昔のこと、人の生活が書き留められた文章をみんなに書いてほしい。私が読みたい。
私が読みたいことを私は書いている。自分で読み返すことがとても多い。より気持ちや風景にフィットする言葉に書き直すことも多い。それはアップしてからあまり日数がたたないうちにする。
話したり思っていたりするだけではすぐに物事を忘れる。私が文章を書いたり写真を撮ったりするのは、覚えていたいこと・思い出したいことを引き出しにしまっておくような作業かもしれない。それを時々引っ張り出して愛おしむのが好き。ラベリングされていてもされていなくても。すっかり忘れていることや考えが変わっていることもあって発見になることもある。このときこんなことを考えていたのか、と思う。
紙のノートやスケジュール帳を取っておいているが、それを見返すのも好き。最近はほとんどオンラインにメモしているので、古いものしかない。
SNSで「見て!」とはしたくないけど、見たいと思ってる誰かだけにひっそり見ていてほしいという気持ちがずっとあるかもしれない。見ていることを教えてくれてもいいし教えてくれなくてもいい。
先日インターネットを見ていたら偶然ヒットしたサイトが興味深かった。私も同じことを思っている、と思った。
最近は仕事の昼休みに今思うことをメモしている。これもそう。