薬用植物園へ行く
昨日も今日も山に行けたら行こう、と思い、ルートをつくって交通機関を調べてパッキングして早起きもできたものの気乗りせず山へは行かなかった。低山でも先週初めの雪の影響でそれなりに積もっている。元日に歩いた積もりたてのふわふわの雪道とは違って、時間が経ったザラメの雪だろう。溶けて土混じりになっていたり、木道はふだんより滑りやすく危なくなっていたり、気持ちよく歩けそうな気がしなかった。
予定変更してモーニングを食べに行った。ピーカンナッツパイとホットコーヒー。アメリカンな感じ。
9時すぎの空いている各停に乗って、大きい駅で乗り換え。
国立駅に初めて降りた。東京都薬用植物園をめざして歩く。
「光ショッピングセンター」の昭和な感じが気になったが道路の反対側だったので遠目に見ただけ。
《閉店》48年の歴史に幕……国立駅北口の光ショッピングセンターにある『加藤とうふ店』が11月19日に閉店してる | いいね!国立
このあたりは駐車場付きの集合住宅が多い。坂の途中の、日当たりの良いヴィンテージマンションっぽい集合住宅が素敵だった。
民家の庭先の梅の木がよく咲いていた。そういえば羽根木公園の今年の梅まつりももう始まっている。
植物園は、冬だからガラガラかなぁと思ったら存外にぎわっていた。
温室の植物は多様で、見たことのないものがたくさんあっておもしろかった。
ドラゴンフルーツはサボテン科。(外と温室の中の寒暖差が激しくてレンズが曇っている…)
パラミツの果実は世界最大らしい。売ってるの見たことないな。実はなっていなかった。
パラミツ - Wikipedia
カカオの木には実がなっていた。なっているところを初めて見た。枝の先の方に実がついているのではなく、主幹にボコボコついているのが意外だった。
なんだか忘れたけれど、光を浴びてふわふわしていた花。
愛玉子って食べたことはあるけどなんなのかよくわかっていなかった。イチジクの仲間のカンテンイタビの果実からつくられるゼリー。台湾固有種らしい。
愛玉子は植物の中でもとりわけペクチンの含有量が多いため、寒天などのように加熱することなく固まる珍しい特質がある。
愛玉子ゼリーそのものはほぼ無味であり、レモン風味など各種シロップをかけて味付けする。
アイギョクシ - Wikipedia
タコノキ。小笠原諸島の固有種。
外も広いが、冬なのでほとんど枯れていたり葉も花もなかったり。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)は6~7分咲くらい。近寄るととてもいい香りがした。
研究のため、合法的にケシが植えられている。ネットの向こうに少し見えるだけだけど。
ロサ・カニナはヨーロッパに自生する原種のバラ。お茶で飲まれるローズヒップはこの木の果実。
サンシュユ(山茱萸)のつぼみは膨らんでいて、もうすぐ咲きそうだった。早春に咲く花。
ロウバイもそうだけどミツマタなど、早い時期に咲く花は黄色が多い気がする、と思って調べると「まだ色彩に乏しい山野で、黄色が目立つ色だから」だそうだ。
春に黄色い花が多いのはなぜ? - ウェザーニュース
つぼみが見れたのはよかったが、ほかの季節にもまた来たいと思った。林のゾーンでは葉を見たい。有毒植物ゾーンや漢方ゾーンなどもあったので花が咲く時期や実がなる時期もいい。
カメラを携える年配の方々、スケッチをする方、広場でお弁当を食べる団体の子どもたち、いろんな人がいて良い空間だった。
薬草教室というのも開かれているようだ。去年の10月開催の「地衣類と私たちの暮らし」、面白そうなテーマだ。
近くのラーメン屋で煮干しの醤油ラーメンを食べて(ものすごく好みだった!)、歩いて消化しつつ温浴施設へ向かう。女湯にはドライとか遠赤外線とかのサウナがなくてテルマリウム(古代ローマ式の低温ハーブミストサウナ)しかなかったが、ゆっくりできた。ミストサウナにしては熱め。乾燥しなくて良いし香りに癒された。あと、やっぱり炭酸泉と天然温泉は良い。
また1時間ほど歩いて中央線のほうに向かった。
ワークマンプラスを通りがかって、この時期のランニング用のウィンドブレーカー(撥水・速乾・UVカット機能付)と焚き火用のグローブを買った。久しぶりにワークマンへ行ったけどやっぱり安い。リカバリーウェアも気になったけれどサイズが売り切れていたので残念。
西国分寺駅の近くで見つけたクルミドコーヒーというカフェがかわいかった。
コーヒーとかぼちゃマフィンを少し食べて休憩して、柑橘のパウンドケーキとくるみのバタークッキーがおいしそうで気になったので買って帰った。おやつに食べるのが楽しみ。