2016年の音楽

上半期の記録を主に、特に印象に残っているもの。  

1/11成人の日、ライブ初めは高円寺の外れの、U.F.O.CLUBでシャムキャッツでした。 「お早う」がとても良かった。早く音源化しないかなーと思いながら、サウンドクラウドに6月末くらいまであがってたのをひたすら聴いてた。そして8月についにカップリングで収録されてとても嬉しくて、何度も聴いた。今ネットのどこにも映像あがってない…探してて気づいたけどマイガールの初回特典DVDまだ見てない。  

1/31日曜日、Taiko Super Kicksを見に下北沢THREEに行った。 遠くから聴いていた来来来チームが後からじわじわきて、CDを買った。「商店街POP」のキャッチフレーズ素敵。大森靖子と来来来チーム　「ミッドナイト清純異性交遊」をYouTubeでよく聴いていた。目当てのタイコは、「釘が抜けたなら」をやってくれなかったので、いつか聴きたい。

 

3/5土曜日、渋谷 O-nestであったモスクワクラブ“outfit of the day”のリリースパーティーに行きました。 Alpaca Sportsの来日。お洒落ポップだった。終わった後近くの回転寿司屋で夜ご飯を食べて帰った。 ノーマークで行ったSUPER VHSがとても良かった。人数が多くて音圧があった。湿度高い感じがした。 調べてみたら、前に買ったSauna Cool 1という30秒コンピレーションに参加していた。セガサターンとか90年代のデザイン要素があってかわいい。今見たらウェブサイト死んでた。

「Remember The Night」がダントツ好きだけど、CDに入っているのより、YouTubeに上がっているBandcampでフリーダウンロードできるアレンジのほうが好きです。あと、目黒川沿いのすっごい目立ってるお城で撮った映像がいい。

 

4/17日曜日、所沢航空記念公園でやってたイベント「SLOW DAYS」へ行きました。 2daysで、本当は前日のチケットも取っていたけど、どうしても行けなくて、初めて買ったチケットをむだにするという体験をした。会場に近いということもあって、土曜の夜に友人の家へ泊まりに行くことにしていたのに、終電に間に合わず国分寺まで行って友人の家までタクシーで行かざるを得なくなった。乗り込んでぼーっとしてた時、カーラジからオールナイトニッポンの歌が流れてきててなんだこの感じは、オールナイトニッポンは高校時代勉強しながら自室のコンポで聴いていたのでそのときとの状況の差に、遠いところにきたなあって思ったのがすごく忘れられない。3ヶ月くらい続いていた仕事の大波がようやくおさまった日だった。 イベントはとても穏やかだった。春の、風が強い天気のいい日だった。コンビニでつまみを買って、会場でお酒を買って、遠くに座って上からゆっくりながめていて、幸福だった。never young beach、踊ってばかりの国(仙台パースクで見た振り！)、ラストにシャムキャッツ。日が傾いてきた頃の「PM5:00」がドンピシャだった。日曜日も終わりかけて、イベントももう終わりが近づいた頃の、「AFTER HOURS」がよかった。 「音が重なって叫んでいる 隙間を縫うように君は手足を揺らし 仕事のことを思い出しても忘れたふりをする アフターアワーズ」

 

4/25月曜日、有給をとってTame Impalaの来日公演へ行きました。 大学生の頃に知ってずっと聴いていて、去年新譜が出てから冬の間ずっと聴いていて、ライブ盤のレコードも買ったりしていて、今一番見たいバンドを見に行けて、2016年ベストライブこれです。ケヴィン・パーカーの歌声、サイケデリックな色彩のVJも相まってトリップ感ほんとうに凄かった。本編最後の「Apocalypse Dreams」、間奏で解放するところ、轟音とホワイトアウトの背景に何かの破片がバーッと飛び散ったような映像の中、目の前にいた外国人カップルがキスしだしてなんかもうここはなんだどこか飛んで幸福の浮遊感ヤバイという感じだった。聴覚も視覚もやられて最高だった。 アンコールの「Feels Like We Only Go Backwards」は一斉に歌って一体感。アンコール2曲目ラスト、アルバムラストでもある「New Person, Same Old Mistakes」、転調？して開けるところを生で聴けてもうなにも思い残すことはないありがとう！！！感動！！！という気持ちで終演後すぐにお台場を後にした。機会があれば、野外でも聴いてみたいなあ…

 

6/19日曜日、リキッドルームでやってたEASYに行った。 入ったらTaiko Super Kicksの最後の１曲だった。GREAT3、どついたるねんは初めて見た。キリンジの「雲呑ガール」がとても格好良かった。ゴールデン街っぽい歌詞？たしかシャムキャッツがここで独立宣言。  

8月の終わりにSUMMER SONIC。9/4日曜日、渋谷のWWWでTOKYO HEALTH CLUBのワンマン。 9/17土曜日、吉祥寺のSTAR PINE’S CAFEでシャムキャッツのレコ発ワンマン。  

11/5土曜日、TSUTAYA O-EASTでScramble Fes 2016。長丁場のイベント。 シャムキャッツ、D.A.N.、TOKYO HEALTH CLUB、Homecomings、never young beach、ラストにOGRE YOU ASSHOLE。 ホムカミは初めて見た。「ANOTHER NEW YEAR」が聴けて嬉しかった。畳野さんの髪がイメージと違って、伸びていて長かった。 オウガがものすごく良かった。アレンジで曲が原形をとどめてない。 気持ちが昂ぶってその日のうちにメモしていたのが以下 「オウガユーアスホール最高だった オウガのなにが最高かというと曲間のつなぎのバリエーション 全ての音が同じバランスで収斂→徐々に荒ぶりながら上昇→気づいたら放出、一気に広がる 曲と曲のグラデーションが、真ん中のフェーズで絶妙に曖昧になって滲んでる瞬間」 「全ての音が同じバランスではなくて１つだけずっと同じ強さで残ったまま次に繋がるやつも良かった」 「単調な運動が長い間続いて、まだ続くのかと思うほどの、慣性の法則的な(?)心地よさから予期しないところで一瞬ブレイクして轟音で放出って感じ」 「無表情で淡々とやっていく姿も無駄なMCがないところも生活が良く見えないところもよくて、超越していて現実逃避できるほんと」

最新アルバムで好きなのが「なくした」。

 

シャムキャッツの最新アルバムの中だと「Tokyo Dragon」が一番好き。曇り、雨ではないけど重苦しい感じ。聴いてると水分の多い雪の品川を思い出す… このアルバムの歌詞は、「大人になりきれない、都会の20代のくらし」の風景がリアルに思い起こされる感じがする。詞を書いている人そのもの、という感じでもないけれどなんとなくわかるなあという描写が多い。心情であったり見えるものであったり。焦りも肯定も励ましもなく、あなたとわたしの世界でもなく、そこで暮らしている人たちを外側から見ていたり（たまに自分が思ったことだったり）、ただ、起こっていることを切り取っているような。 自分のことなのに自分のことじゃないみたいな口振り。

 

11月、Mild High Clubの「Windowpane」と「Weeping Willow」を延々とリピートして鬱々とした通勤退勤を乗り切った。

 

Two Door Cinema Clubの新しいアルバムが気づいたらもう発売していて、Spotifyで昼休みにリピートしていたけれど結局CDが欲しくなって買いました。「Fever」のイントロから浮遊感からの束になってドラムが等間隔に的確にシュパッとスコッと入ってくる感じ、ミットに収まる気持ち良さ、とても好き！前作から時間が空いて、全体的にダンスミュージック感が強くなっていた…（アレックス長髪になってるし…）

 

SpotifyでORANGE RANGEの昔の曲とか（musiQのあたり）、ケミストリーとか、一時期懐古して聴いてた。  

ライブ納めは12/4日曜日、赤坂BLITZのDECEMBER’S CHILDREN。 SPARTA LOCALSは、解散してからよく聴くようになったので、ライブに行ったことがなかった。 悲しい耳鳴りは、大学の時、東京に遊びに来て御茶ノ水のディスクユニオンで見つけて買った。 いろいろ思い返すと大学時代はスパルタローカルズにかなり傾倒していてかなり聴いていたので思い入れが強い。 正直めちゃくちゃ楽しかったし、嬉しかった。最高だった。 HINTOももちろん好きだけどSPARTA LOCALSがもっと好きなのかもしれないと思った。 「ハニー 永遠はロックンロールと君だけさ ハニー 僕のハート 燃えてるぜ燃えてるぜ」

 

幻と思っていたバンドのライブに行くことができたり、今一番好きな海外バンドの来日公演に行くことができたり、幸せな一年だった！ 昔から好きだった音楽のよさを改めて感じる出来事があったり、聞いていた当時と今を対比したり。 今年は、新規発掘の入り口がキュレーションメディア、サウンドクラウドで見つけて聴き込んでもっと聴きたくなったらCD購入、の流れが多かったかもしれない。振り返ってみたらライブで初聴き、気になってインターネットで調べる、CD購入も意外と多かった。 コンスタントにライブに行き続けてるのは、シャムキャッツくらい。 Apple MusicとかSpotifyとか定額制システムについてもうちょっと考えてみたい2017年。 あと、去年せっかくレコードプレーヤー買ったのに今年全然使ってなかったの勿体ないので活用していこうと思う！ それと、カラオケに行く機会が何度かあって、歌える曲ない状態だったのちょっと改めようと思った。 「一人でカラオケに行く」を２回やった。ロキノン、JPOPを存分に歌えるのは楽しかった。来年もたまに行きたい。