北海道Day7（斜里岳・多和平）
Day1 / Day2 / Day3 / Day4 / Day5 / Day6 / Day7 / Day8
2022/8/13の記録
5時半頃起床。日の出が早い。よく晴れている。お湯を沸かしてコーヒーを淹れてクッキーを食べた。
EZOで買った「山のうつわ」
撤収してゆっくりめに斜里岳の登山口へ向かった。
道中またセイコーマートに寄り、食料を購入。セイコーマート「ホットシェフ」の大きいおにぎりがとてもおいしい。滞在中ベーコンおかか（リピ）、チーズおかか、和風ツナマヨ、塩サバ、鮭を食べたが全部美味しかった。
斜里岳登山口にある清岳荘の駐車場に着いた時間は8時頃で、さすがに満車だった。
そこから少し下りた道に寄せて駐車。
8:20登山開始。
この時点でもう日差しが強くて暑い。整備された道を少し歩いた後、旧清岳荘までは林道歩き。昔の登山口を通過すると、今までの2座とはまるで違う景色になってきた（三座三様ではあるが）。沢の渡渉が何度もある。沢は含まれる成分のためか、岩が赤くなっている。岩の上を選んで渡れば濡れないし難しいものではないが、道を見つけて選ぶのに集中する。
二股で旧道と新道の分かれ道となっており、旧道の方へ進む。事前に調べていたヤマレコを見ると「上りは旧道、下りは新道がよい」とのことだったのでそうした。
岩に描かれた矢印やピンクテープを見つけながら沢の右左を行ったり来たりして進む。ここ足が滑ったら滝壺行き？な急流を手を使って支えながら渡渉したり、もはや普通の登山道ではなくちょっとした沢登りと思うような道を上っていく。川の中を歩くようなこともあったが靴の中までは濡れなかった。急遽登山を決めたので下調べが甘かったな？結構ハード！と思ったが沢登りはわくわくした。後からネットで調べると地元の小学生の遠足でも来るルートらしくそれはタフすぎると思った。今までの2座とは違ってトレランの人と何度かすれ違った。旧道のあの急な沢の下りを走るのマジか……？と思った（※「斜里岳はトレイルランニング向きの山ではありません」とのこと）
上にいくにつれどんどん沢幅は狭くなっていき、上二股で新道と合流する直前あたりは緩やかで浅い小川の中を歩くようなかたちだった。
胸突き八丁を過ぎ、小石でザレて滑りやすい急登のあと馬の背に出る。南斜里岳と斜里岳の間。ここからハイマツの道を歩いて山頂へ向かう。頂上直前にある斜里岳神社の祠は金属製で珍しく、かっこよかった。丈夫そう。
馬の背
頂上直下
11:28登頂。雲はあるけど青空がのぞいている。オホーツク海と斜里の町を見下ろした。北西〜北側の方は畑がパッチーワークのようにカラフルで綺麗だった。おにぎりを食べて休憩。
三角点から北東の知床半島方面や東側の標津町方面を見下ろす。こちら側は山がいくつも連なっている。前日登った羅臼岳はどれかわからなかった。20分ほど休憩して下山開始。
CONTAX G1, Carl Zeiss Planar T*45mmF2, PORTRA400
上二股からは新道を進む。途中の竜神の池には寄らず熊見峠を目指す。ハイマツの稜線が気持ちよかった。上りの景色とはまったく違う景色が楽しめる面白い山だ。見下ろせるくらい町が近いのに森林限界の景色なのが不思議で、北海道だなあとあらためて感じた。熊見峠まで登り返しがあることを知らず、うわ〜しんどい……とも思っていた。
峠の付近で登山道を素早く横切る黒っぽいグレーっぽい、胴が長い生物を見た。一瞬すぎてなにか判別できなかったが、後で見かけたキツネに似ていたからキツネだったのかな。
熊見峠はハイマツに囲まれていて眺望はない。二股に向かってひたすら下っていく。わりとすぐに沢の音が聞こえてきて、もう少しで着くかな？と思ったがなかなか着かない。だいぶ上の方まで音が響いていた。もうすぐ、という期待を持ったまま道のほとんどを歩いていたのではないかと思う。
二股から登山口、最後まで気を抜かずに沢を渡り林道を歩いて14:20下山。
清岳荘にバッジが2種類あって、700円の方が欲しかったけど現金がちょうど500円しかなかったのでそっちを購入。また来よう。
この日の宿泊地はどこにするか迷った。多和平キャンプ場へ電話して確認すると18時までにチェックインすれば大丈夫とのことだったので向かった。
途中、道の駅パパスランドさっつるの温泉に立ち寄った。露天風呂もあり、広々としていて気持ちよかった。温冷交互にシャワーをかけて脚の疲労を和らげるようにした。
風呂上がりに瓶牛乳を飲み少し休憩、売店でじゃがいも（インカのめざめ）とにんにくを買って、他に食材を調達しにスーパーへ向かった。
食材調達後、18時の15分前くらいにキャンプ場へ到着。
チェックインを済ませて荷物を運びつつどこにテントを張るか決める。牧草地の中にあるキャンプ場で、だだっ広い草原の中のどこにテントを張ってもいい（ただし平地がほとんどない）。柵を隔ててすぐ牛がたくさんいた。奥の方の柵の近くが空いていたのでそこにした。水場も近い。暗くならないうちにテントを張って、夕食にした。道の駅で買ったじゃがいもを煮て、バターと塩辛をのせて食べたのがおいしかった。塩だけでも甘くてほくほくしておいしい。
牧草地に点々といた牛たちが一斉に一方向へ走っていくのが見えた。牛が走っているところは初めて見た。
残った塩辛とバターでつくってくれたパスタも美味しかった。空が広くてきっと晴れていたら星がきれいなんだろうなと思った。曇りでそれが叶わなかったのが心残り。近くでライダーたちが話してたのが聞こえたが夏は曇りが多いらしく、秋がベストシーズンとのことだった。絶対また行きたい。
お腹いっぱいになったあと、道具たちをテントに片付けて21時半くらいにはテントへ入った。ヘッドライトをランタンがわりに天井に吊るしてシュラフの上でゴロゴロしていた。寒くて目が覚めた。電気をつけたまま気づいたら寝ていたらしい。夜中の1時過ぎだった。電気を消して、シュラフに入ってあたたかくして眠った。
⛰山
| GPS | 距離 | 登り | 下り |
| 05:57 | 10.0 km | 1,023 m | 1,005 m |
🧖温泉
パパスランド温泉
日帰り利用 ¥450
泉質
ナトリウム―硫酸塩・塩化物温泉、アルカリ性単純温泉
効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、筋肉のこわばり、疲労回復、末梢循環障害、胃腸機能の低下、糖尿病、病後回復期、冷え性、健康増進
😴宿泊地
多和平キャンプ場
キャンプサイト ¥380/1名
町指定の燃えるゴミ袋 ¥?(失念)
焚き火可能な場所あり