一軒家の記憶とおいしい週末

2025-10-19

金曜、21時から翌1時まで、家のオンラインミーティングの後すぐに寝た。決めるべきところがだいぶ固まってきている。個人でやっている建築士の方は本当にすごいなと毎回思う。考えるべきところと知識量がすごい。

スイッチの選定の話の中で、調光スイッチの必要有無のについて話題になった。自分が子供の頃から高校卒業まで住んでいた家の記憶が蘇った。
実家のリビングには、メインが段階調光の白色シーリングライトで、角の4点にオレンジベースの調光ライトがついていた。クリスマスや年末年始のときにはいつものシーリングライトとは違う、調光の少し落ち着いたライトがつき、クリスマスソングが流れていてご馳走をつくる…そういう、わくわくする楽しかった記憶があったことを思い出していた。
この記事のときにもクリスマスのことを書いている。子供の頃のイベントの記憶はとても強く残るものだ。

自分は幼稚園の年少くらいまでは祖父母の家の近くのアパートに家族4人で住んでおり、途中から新しい戸建に引っ越した。幼稚園の送迎バスが途中で違うところになった記憶がある。子どもながらに本当にいろんな記憶が家とともにある。写真が残っているから覚えてる気になってるだけ、ということもあるが。
ウッドデッキができる前に芝生でプールをやってハート型のサングラスをかけて格好つけて写真を撮ってもらったこと。
赤い実をすりつぶして泥水に入れておままごとをしたこと。
庭に、鯉のぼりの竿を立てるためのポールホルダーがあったこと。(ちなみに自分が長女だったのだが、雛人形は家になかった。母が人形の顔が怖いために飾りたくなく、買わなかったとか、という理由だったか)
八戸市は子供が生まれると市の木である「いちい」(八戸でいうオンコ)の木の苗がもらえたとか(今はわからない)で、家の庭の一角にはオンコの木が3つ、おがっていること。
自分の部屋の窓近くまで伸びてきていたプラムの木には毛虫が異常につきやすかったこと。なったプラムは、おいしかった。種付近の酸っぱさがすごく好き。
庭でいちご狩りやさくらんぼ狩りをしたり、夕顔の棚やブランコがあったこと。
春には咲いたチューリップをつんで、小学校の時に持っていって教室に飾ってもらったりした。
ベランダにはペチュニアのプランターをかけるところがあったこと。
小学校低学年か中学年の頃、庭に同級生の友達たちをたくさん呼んで遊んでいたら、うるさかったからか隣の家の人に怒られたこと。
ウッドデッキでよくバーベキューをしていたこと。(年頃になったら外に出るのがだるくて、中でテレビを見ながら運んできてもらった肉を一人で食べていた。IQサプリを見ながら一人で食べていた記憶がある。)
北側の玄関のところは家の陰でずっと雪が残り続けるので、冬はかまくら兼滑り台を作ってソリで滑り降りたり遊び場にしていたこと。
旗竿地の竿の部分で一輪車の練習をしたこと。
梅の花が咲いたらもうすぐ春だなと思っていたこと。
庭のアスパラをとってきておかずにしたこと。
夏に自分の部屋の窓を開けていると、祭りのお囃子の練習の音が聞こえてきたこと。
お囃子だけじゃなく、日常的に汽車(八戸線は、電車ではなくディーゼル車)の汽笛の音が聞こえたこと。昔は、車両の間の管理車両みたいなところのペダルを踏むと乗客でも警笛?を鳴らすことができた。

庭の記憶が多いのだが、祖父母の家にも当たり前のように庭があり、家庭菜園をやっていた。田舎のそういう経験が自分もそれをやりたいと思わせていると思う。それが居住環境を変えたい一助にはなった。それだけではないのだけど。

土曜は朝走り、昼間やるべきことをやり、夕方に出かけた。お菓子屋とワイン屋で買い物をし、ワイン屋ではビールを一杯角打ちし、スーパーに寄り帰宅後本格的に飲み始めた。先週友人の家で作ったカンパチのタルタルが美味しかったのと、ミネラル感の強いzibibboのワインに合うのが魚介系とのことで魚屋に寄ってきた。カンパチがなかったので代わりにブリにしたのだが、ワインにとてもよく合って美味しかった。
締めには、いつも行くイタリア食材店で買ったタレッジョチーズと、リゾットに適した「矢掛町ほたるリゾット」の生米でシンプルなリゾットを作った。すべて美味しく、満足感があった。まだお米が残っているので、またチーズを買ってきて作りたいと思っている。

タレッジョチーズのリゾット