2023夏以降、聴いた音楽
ここ2年くらい、聴いている音楽のことを詳しく書いていなかったので思い出しつつ残しておく。
AppleMusicに表示される今まで聞いてきたアーティストのニューリリースや、ネットラジオのミックステープチャンネル、好きなアーティストがミックスした回のものを聴くことが多い。
ネットラジオだといちばん聴くのがイギリス・イーストロンドン拠点のNTS、Infinite Mixtapesの中では60~70年代フォーク・サイケデリック・スイートソウル・ガレージロックなどが流れるMemory laneと、スイートソウル・ゴスペル・ドゥーワップなどが流れるFeelingsが好み。レゲエとかダブの気分のときはIsland Time。ずっと流れ続けるので作業に適してる。
あとは、オランダ・ロッテルダム拠点のOperator Radioやベルギー・ブリュッセル拠点のKiosk Radio。
今年の初め辺りだったと思うけど一時期アメリカン・バンドスタンドにハマって、YouTube流しっぱなしで作業していたときもあった。
アメリカン・バンドスタンド(AB)は、1952年から1989年まで様々なバージョンで定期的に放送されたアメリカの音楽パフォーマンスおよびダンステレビ番組
American Bandstand - Wikipedia
放映時期によって内容がちょっと違うが、一般人の若者たちがただただ音楽に合わせて踊ってるのが良かった。たまに本物のアーティストがステージでパフォーマンスするときもある。古き良きアメリカ、という感じがして明るい。CMも入ったままアップされているので聞きすぎて覚えてしまった。
スタジオ披露してて、なんだこのイントロと子どもたちの合いの手、と思った曲
2023年夏以降のShazamのスクショ履歴をたどってあらためて聴いてよかったやつを貼っていく。
Amanda / SHAGRAT(1990)
Hold on to Your Fire / Libido(1971-1974レコーディングの作品と書いてる)
晴れた田舎道ドライブにいい。
Babe, You Light Me Up / June McDoom(2022)
これは新譜だ(といってもリアルタイムではなかったが)。オーガニックボイス。ドリーミー。
JUNE MCDOOM (VINYL)/JUNE MCDOOM/ジューン・マクドゥーム/60年代フォーク、ソウル、レゲエが高い次元で融合したドリーミーSSW傑作デビューEP|ROCK / POPS / INDIE|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net
Wedding Hotel / Nikki Sudden & Rowland S Howard(1988)
ラフ・トレードの人だったのか。別のアルバムの説明だけど以下引用。
初期ROUGH TRADEを代表するポストパンク・バンドSWELL MAPSのフロントマン、NIKKI SUDDENと、Birthday PartyやCrime & the City SolutionのRowland S. Howard
KISS YOU KIDNAPPED CHARABANC (LP)/NIKKI SUDDEN & ROWLAND S. HOWARD|ROCK / POPS / INDIE|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net
Cavalo marinho (Participação especial de a Barca do Sol) / Olivia(1978)
リオデジャネイロのSSW。これはめちゃハマってしばらく聴いていた。本当に良いなと思ってボロボロのレコードも買った。心が洗われる、あたたかい感じが素晴らしい。
Me Rói / Luli & Lucinha(1978)
これもブラジル。しかも同じ年代だ。探したけどどこにも売ってなかったんだよな。
60年代ボサノヴァ復興ムーヴメントから登場したGrupo ManifestoのLucinaとLuliの二人が70年代に結成したデュオ。自主レーベルから発表した78年の1stアルバム。隅から隅まで濃密なメロウネスに満ちまくったドリーミーアシッドフォーク作品。
Luli & Lucinha : Luli & Lucinha - sheyeye records
Mr Guy Fawkes / The Dave Miller Set(1969)
なんかわからないけどこれを聴くと2018年頃のことを思い出す。その当時聴いていたわけではない。終盤のは爆発音なのか発射音なのか。
これを見つけたあたり、60~70年代アシッドフォークやガレージにハマって昔のコンピを1枚買った。シリーズ化されてるやつ。どこかにメモしてたけど見当たらない。
morning light / SMYTHE and RUCKER(1975)
まだ街が動き出す前。空気は澄んでいる。そんなイメージ。
これも欲しかったけど見つけられず。
Five Hundred Miles / Mamman Sani
ここまで貼った中でこれがいちばんドンピシャきた。気持ちよくてこのまま眠りにつく。これはちょうどSahel Soundsから再発が出ていて買えた。去年の年末くらいだったか。Operator Radio、KekkoのMorning Mixに入ってて知ったんだと思う。Yにこれめちゃ良くない?と話したら、「Mamman Saniのレコードうちにあるよ」と出してきた。さすがわかってるね知ってるね、と思った。買った「Unreleased Tapes 1981-1984」はなかったので、ちょうどよかった。
ニジェールの電子音楽伝説、Mamman Saniによる、1stアルバムと同時期に録音されていたセッション/未発表集。
Mammane Sani - Unreleased Tapes 1981-1984 (LP) / Meditations
Tomorrow’s Gone / Charlie Megira
包まれるようにドリーミー。
弊店でもコンピレーション・アルバムが大ヒット。当初は50〜60年代に活動していたとされながらそうじゃなかったりと、その多くが謎に包まれているイスラエル出身ベルリン拠点の詩人/ロカビリー・アーティストであり、44歳でこの世を去った夭逝のアウトサイダー・ミュージシャン、Charlie Megira (1972-2016?)。
Charlie Megira - Yesterday, Today, and Tomorrow b/w Tomorrow’s Gone (C – Meditations
Mark and Lizzie / Sir Orfeo(2021)
歌詞わからず聴いても、愛、メロメロって感じ。
ところでユニット名は妖精の神話から取られているんだな。
サーオルフェオは、13世紀後半または14世紀初頭にさかのぼる匿名の中英語ブルトンレーです。それは、妖精の王から妻を救う王としてのオルフェウスの物語を再び語ります。民謡オルフェオはこの詩に基づいています。
Sir Orfeo - Wikipedia
Stars / Brenda Wootton & John The Fish(1968)
淋しげ。NTSのコンピに入っているみたい。
What Was I Made For? / Billie Eilish(2023)
ネパール行きの飛行機で映画Barbieを見ていて劇中でかかって「えっこれバービーの曲だったの⁉」と驚いた。というのも前職の社食スペースで多分有線だと思うけどやたらとこの曲がかかってて、この曲だけは良いなぁと思っていた。帰ってきて調べるとあの有名なビリー・アイリッシュの曲だったことを知りまた驚いた。クライマックスシーンで流れるし、MVも相まってかなり泣ける。
映画Barbieのサントラの他の曲を見ていて、Tame Impalaも楽曲提供しているのを知ってこれにも驚いた。
NTSを聴いていたらたまたまRaga Vibrationsというのが流れてきて(この日記にも書いたが)いいな、と思って調べるとラーガは「インド古典音楽の音楽理論に現れる旋法であると同時に、精神性の観点から説明すれば自然や宇宙の空気やリズムを表すものである」ということを知る。なにそれ知らなかった。宗教にも絡んでくる。面白そう。ネパールで火葬場やヒンドゥー教・仏教など寺院を見学してから自分の中で宗教がホットトピックなので冷めないうちにもっと調べる。
ラーガ - Wikipedia
Dancers at the Spring / Jefre Cantu-Ledesma(2017)
そして最も直近で聴いてよかったのがこれ。気持ちいい。
Mexican Summerというアメリカのレーベルから。コナン・モカシンやジェシカ・プラットもこのレーベルか。
最後に、このミックスの17:47からの曲がずっと気になってるけどShazamしても出てこなくてもやもやしている。宇宙遊泳のような。知ってる人がいたら教えてほしい。