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有給消化でネパール2

有給消化でネパール2

2024/7/7の記録

ホテルで朝食。本来ビュッフェ形式なのだが、宿泊者が少なかったからか、メニューから選んだものを作ってくれる方式だった。
Puri BhajiとAloo Parathaが何かわからず調べた。

プリ・バジは、インド亜大陸発祥の料理で、プリ(小麦粉を丸く揚げたもの)とアルー(ジャガイモ)・バジ(スパイスの効いたジャガイモ料理で、乾燥またはカレー風味になることもある)から作られる。北インドの伝統的な朝食料理である。
Puri bhaji - Wikipedia

揚げパンみたいなもの。

アルパラタは、インド亜大陸のパン料理である。「ジャガイモのパラーター」の意味である。インドの西部、中部、北部からパキスタンの朝食である。無発酵のパン生地にマッシュポテトとスパイスを詰め、バターまたはギーを塗って、タヴァで焼く。北部及び西部インドの地域によって、バターやチャツネ、ピクルス等を添える。
アルパラタ - Wikipedia

パンケーキみたいなもの。

インド料理は朝からヘビーだ。結局それらはオーダーせず、トーストなどなじみのパンのほうを食べた。オムレツにはパクチーが入っていた。

厚めのベーコン、ジャガイモはお腹にたまる、これだけでがっつりめ(1人前です) ネパールルピーの紙幣。動物が描いてあるのめちゃくちゃ良い。写真はなぜか順番に並んでないが、数字の大きさは強い順なんだろうか? 裏面は山で統一。エベレスト?

7/3に日本では新紙幣が流通し始めたが、その紙幣の原料はネパールから輸入しているらしい。山に登るようになって知った樹木、ミツマタがその原料だという。全然知らなかった!丹沢にはミツマタの群生地があり、それを見に行ったことがある。

丹沢湖BS~ミツバ岳~世附権現山~ぶなの湯

日本でも春になると黄色の花を咲かせるミツマタですが、もともとはヒマラヤなどが原産地と言われています。
10年前にはおよそ30トンだったネパールからのミツマタの輸入量は、いまでは100トンにまで増え、ネパール各地で1000人以上の住民が生産に関わるようになりました。
20年ぶりの新紙幣発行 原料をめぐってつながるネパールと日本の絆 | NHK | 金融

この日は朝から雨で、通勤ラッシュに巻き込まれながら目的地へ向かった。バイクの数がすごい。みんなポンチョを着ていた。カトマンズの市街地の道路はそれなりの広さで交通量もあるが、バスやトゥクトゥク、タクシー、自家用車、バイクが入り交じって車線がよくわからないカオスな状況になっていた。クラクションを鳴らす車も多く、ふだんよっぽどのことがないとクラクションを聞く機会がないので大音量にいちいちビクッとしてしまう。(しかし滞在後半にもなると頻繁に鳴るクラクションにも慣れてしまった。)交差点には信号がなく、真ん中に警官?が立って交通整理をしていた。交通事情はこんな調子なので、歩行者として道路を渡るときは常に車が行き交う中タイミングが計れずなかなか難しくガイドさんに付いていって渡ること多々だった。

雨の中、世界遺産のバクタプルを観光。
中世、15~17世紀は三王国並立時代で、3王国の中の一つ、ネワール族の王都。今回の現地ガイドさんはネワール族だと言っていた。

バクタプルは889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ、その後12世紀~18世紀の間、首都のひとつとして栄えました。別名「バドガオン」(信仰の街)とも呼ばれており、カトマンズ、パタン同様カトマンズ盆地の代表的な古都ですが、ネワール族の町の中ではこのバクタプルが一番中世の町並みをそのまま残しています。 パタンはカトマンズの南、バグマティ川を越えたところにある小さな町で、ネワール文化の華開いたマッラ王国が栄えた時代には、首都だった町です。
バクタプルとパタン|ネパールみどころ|西遊旅行

赤いレンガが美しい。2015年のネパール地震で崩れたところも多いそうで、復興途中だった。歴史のある街なので建ってから1000年くらい経っている建造物も多くあるのではないだろうか。柱で外側から支えている建物も多くある。
ダルバール広場、宮殿旧王宮、30メートルの高さをもつニャタポラ寺院、ダッタトラヤ寺院などを見学。

王の沐浴場の縁にもコブラ 金箔の門の前には軍人さん 町の至るところに寝ている犬がいた。こんな高いところにも

Potters Squareという一角には陶器が並んでいる。焼いている様子も見ることができた。

バクタプルはズーズーダウという水牛のミルクのヨーグルトが有名とのこと。さっき見た素焼きの器に入った、小ぶりなヨーグルト。これがすごくおいしかった!酸味もあり、固めで濃厚だった。手早く食べないと、結露の水分で陶器が溶けてきて手が赤くなる。

昼ご飯は広場を見下ろす窓辺の席で、ネパールの餃子のような、水牛の「モモ」とチャーハンのような炒めご飯を食べた。

食後も少し散策。ネワール彫刻の最高傑作といわれる孔雀の飾り窓は修復中で、写真が外壁に貼られていた。

ネパール独自の建築の一つである「パティ」をこの古都の中でよく見かけた。軒先の小上がりのような、縁側のような空間。おじいさんたちがチェスをしていたりおしゃべりをしていたり、人々が集まる場所になっていた。

バクタプル観光を終え、山のほうへ移動。ナガルコットへ行く。
道中雨が降り続いており、山道は所々で滝のように泥水が流れていた。

トウモロコシがたくさん見えた

ホテルに到着し、夕食まで少し休憩した。山の上だからか、少し涼しい。
建物内を探検、プールがあるということで一応水着を持ってきていたが、のぞいてみると男性たちがわいわいはしゃいで楽しそうに泳いでいたので入らないことにした笑

せっかくなのでスパへ行き、「アーユルヴェーダ」のメニューを選んで施術してもらった。イメージしていたような額にオイルを垂らす、ということはなく(:メニューをよく読んでない)全身のオイルマッサージをしてもらった。

天気は変わりやすく、急に青空が見えてきた。屋上へのぼると今まで雲の中だった段々畑がくっきりと見えていた。遠くにカトマンズの街並みも。結局、夕日鑑賞はできなかったが、雨季にこの景色を見ることができただけラッキーだったと思う。

夕食はビュッフェで、インド系・中華系(辛くない)・韓国系さまざまな料理があった。ビリヤニと、フレッシュなスイカが特においしかった。
夕食を食べながらガイドさんからネパールのことを色々教えてもらう。
ネパールの山には熊がいるのか?聞いてみると熊はそうそう出ないらしく、それよりもヒョウがいるとのことだった。たまに町に下りてきて、子供が襲われる事件が起こるとのこと。
ネパールの人にとって3000mくらいの山に登ることは登山と言わないらしい。3000mは丘。8000m以上(うろ覚え)を山と呼ぶといっていた。(本当か?)富士山はほぼ丘か。
ネパールの国花であるシャクナゲが咲く3月頃の写真を見せてもらった。背の高い木に無数の真っ赤な花がついていて、遠くには雪山が絵のように大きく写っていた。深紅のシャクナゲのことを、現地ではラリーグラスというらしい。日本でシャクナゲが有名なのは甲武信ヶ岳かなぁと思いだしていて、登ったときに実際見たけれど、樹木の背丈はそんなに大きくはなかった。人間の背より少し大きいかなくらいで、薄いピンク色の花が咲く。また今度、深紅のシャクナゲが咲く季節にネパールを訪れてみたい。

ヒマラヤを彩るシャクナゲ(ネパール)

iPnone13 miniの限界、肉眼だともう少し見えた気がする

夕食後、屋上が閉まる前にもう一度外に出てみた。旅程表には「天気が良ければ、ヒマラヤ山脈のシルエットと星空をご覧いただけます」と書いていたがあいにく雲が多く、満天の星空とはいえなかったが、星は雲が一瞬消えた隙に見ることができた。