もうだいぶ時間が経ってしまった。帰省がてらロングドライブの旅と実家リモートワークをして、6月半ばから下旬にかけて過ごしていた。
盛岡から八幡平、田沢湖、阿仁 / 森吉山と旧相馬村 / 津軽半島 / 津軽半島から夏泊半島
6/17(火)朝、まず盛岡に向けて出発。盛岡へ行ったら恒例の光原社で、くるみクッキー、あと色味が好みなガラスのコップを購入。昼ごはんは蕎麦喰い処やまやで、もりそばと天ぷらとビール。挽きぐるみと韃靼の2枚を選んだ。店の厨房で蕎麦粉を引いているのが見える。開店後すぐでたまたま並ばず入れたけれど、続々と人が入ってきて、出る頃には列ができていた。平日のランチタイムはサラリーマンで賑わっていた。夜につまみ目当てで飲みに行くのも楽しそうだと思った。
やまや (蕎麦喰い処 やまや) - 盛岡/そば | 食べログ
去年の秋にも八幡平アスピーテラインを通ったが、紅葉の色々に紛れていたからか松尾鉱山跡に気がつかず。緑の季節に窓の外を見ていたらグレーの大群がすぐ目に入った。大規模廃墟群。
岩手山。昨年秋に噴火警戒レベルが引き上げられて今も入山規制されている
残雪
標高をぐんぐん上げて県境の山頂レストハウスは霧と風で寒く、何も見えなかった。
秋田側へ下りて、アスピーテラインの入り口に北緯40度モニュメントがあったので記念撮影。岩手町のもそうだったが、草ボーボーで管理されている気配がない。気になって秋田・岩手の同緯度上に点々と存在するモニュメントを全制覇しようとしている。「平成10年度国土交通省地域間交流支援事業」でつくられたもののよう。1998年って結構古いな……
電光掲示板に「有毒ガス発生 叫沢駐停車禁止」と表示されているのを見た。 叫沢では、過去に観光客が毒ガスを吸って亡くなる事故があったよう。叫沢温泉という野湯があるようで、調べるとガスマスクをつけて入浴している猛者のブログがヒットする。
玉川温泉は自炊部に宿泊した。初めてだったので、入浴の説明書をよく読む。100%の源泉は皮膚の薄いところがピリピリした。飲泉したが、今まで味わったことのない味がした。酸味がある。歯が溶けるのが怖くて水をたくさん飲んだ。消灯ギリギリの時間にキッチンで料理するような湯治客はいなかった。途中の道の駅で買った材料で締めのラーメンも作って食べて就寝。
盛岡で買ったつまみとお酒
6/18(水)翌朝も入浴し、チェックアウト後に自然研究路を歩いた。「北投石が結ぶ温泉提携記念碑」がある。北投石は、台湾の北投温泉とこの玉川温泉でのみ産出される。北投温泉は、白硫黄泉、青硫黄泉、鉄硫黄泉の3種類の泉質があるが、私が宿泊したホテルは白硫黄泉だった。玉川温泉と全く同じ泉質の青硫黄泉にも入りに、また訪れたいと思っている。屋外岩盤浴の掘立小屋があるが、ゴザがないと利用できない。今回は行かなかったが、朝から小屋は人でひしめいていた。小屋内だけではなく、外の地面は温かいので、そこかしこに人が寝そべっていて、なんだか異様な光景だった。散策路の近くでまじまじと噴気を見ることができる。こんなに近づいていいのか、と驚く。この散策路の外れに登山口があり、秋田焼山、毛せん峠を経由して後生掛温泉へつないで歩くことができるらしい。後生掛温泉の水は毛せん峠の湧き水だったのを思い出す。
ウラジロヨウラク
イソツツジかな?恐山にも咲いていた
右に、布を全身に被って岩盤浴をする人
ちなみに2024年11月に台湾・北投温泉を訪れたときの写真が以下。「日本秋田縣玉川温泉」の記載がある。
ビジターセンターに寄り道、田沢湖付近を少し観光して阿仁のほうへ向かう。
ウグイが大量にいた
秋田内陸縦貫鉄道
阿仁のくまくま園のクマは、事故があり閉園してしまった八幡平の熊牧場のクマを引き取ったそうだ。八幡平にあったオートキャンプパーク「アスピア」という、キャンプ場やコテージ、シャワーもある施設は幼い頃何度か遊びに行っていて、そのとても近くに熊牧場はあったようだ。しかし熊牧場には一度も行ったことがなかったと思う。
ツキノワグマ。真っ黒
ヒグマ。ツキノワグマに比べて筋肉質でゴツゴツしていてでかい。年老いた個体に、赤茶色の毛をしているものもいた
マタギ資料館を見学し、打当温泉マタギの湯で汗を流した。熱めで鉄っぽい赤みのある良いお湯。阿仁の道の駅の食堂で昼ご飯を食べることにした。カレーライス。テレビで宝くじの抽選をやっていて、それはちょうど買っていたくじで、祈りながら観ていたが、外れた。 北秋田市の北緯40度モニュメントも写真に収め、地元の小さいスーパー、コンビニで食材を調達して、森吉山の中腹にある妖精の森キャンプ場へ向かった。
芝生のフリーサイトは平日だったからかほかに誰もおらず、貸切だった。焚き火をしてこの日は早々に寝た。
タニウツギ?