6月の北東北3

2025-08-15

盛岡から八幡平、田沢湖、阿仁 / 森吉山と旧相馬村 / 津軽半島 / 津軽半島から夏泊半島

6/20(金)朝に出発。

泊まったバンガロー

昨日訪れた天文台。天井がパカッと開いて望遠鏡が360度回転する

岩木山

まずは五所川原のエルムで食材を調達することにする。その後、ベンセ湿原。だだっ広い湿原のところどころ遠くに巨大な風車が見える。ニッコウキスゲの時期は終わりかけで、ノハナショウブがちらほら咲いていた。

それから十三湖のあたりの海岸で津軽錦石を探した。岸壁には釣り人が多くいた。道の駅に寄った。十三湖ビールが売っていたので購入。製造元は大間の寺の醸造所で、これは下北行ったときに見つけたけれど思いがけずその醸造所のビールに出会えた。買いそびれていたのでラッキー。

【東北で出会うビールの世界⑬】本州最北端のビール醸造所「梅香山崇徳寺 バイコードリンクB・S」を訪ねてみた | 日本ビアジャーナリスト協会

昔親族で泊まった脇元海岸のバンガローはまだあった。たぶん、訪れたときは小学生の頃で、十三湖のあたりでしじみラーメンを食べて、近くにあるし〜うらんどにも行った。海水のタラソテラピー施設で、プールは身体が浮きやすくて楽しかった記憶がある。もうそのプールはない。

小泊にある太宰治とタケの銅像を訪れた。小説「津軽」のラストシーンを再現している。小泊の小学校の運動会で、太宰は育ての親タケに会うことが出来、この銅像のように並んで座った描写があったはず。タケに会えたときの心情をあらわすところをハイライトしていた。

平和とは、こんな気持の事を言ふのであらうか。もし、さうなら、私はこの時、生れてはじめて心の平和を体験したと言つてもよい。先年なくなつた私の生みの母は、気品高くおだやかな立派な母であつたが、このやうな不思議な安堵感を私に与へてはくれなかつた。世の中の母といふものは、皆、その子にこのやうな甘い放心の憩ひを与へてやつてゐるものなのだらうか。さうだつたら、これは、何を置いても親孝行をしたくなるにきまつてゐる。そんな有難い母といふものがありながら、病気になつたり、なまけたりしてゐるやつの気が知れない。親孝行は自然の情だ。 — location: 2337 ^ref-44596

七つ滝。中間くらいまで登れたけどその先は藪だった

竜飛岬は霧に包まれていて、対岸の北海道は見えず。風も強かったので、津軽海峡冬景色の石碑のスイッチを押して音だけ流して聞いた。そこそこ爆音、そして移動。

三厩の海沿いは陸側が崖の壁になっていて、霧が海の上から流れてきて道路はずっと、すぐ先見えないくらい白かった。毎年正月にテレ東でやっているマグロ漁師のドキュメントに、三厩の漁師が出てきたっけなと思い出していた。 高野崎も霧で、灯台と、うっすらと海の際、岩の先端の方にかかる赤い橋を見ただけで移動。ここは中3の夏休みに親族一同でキャンプに来た場所。中3だったので、夏休みに体育祭の準備があり、キャンプのせいでそれに行けないことに腹が立ち、嫌で嫌でしょうがなかったことを思い出す。体育祭の準備の日はその日だけではなかったはずだが、一日でも行けないのがものすごく嫌だった。キャンプは暑くて、タープの中でラジオを聞いていて、たしか1日丸ごと昭和歌謡特集みたいなやつで、「好きよキャプテン」が流れていたのを覚えている。

先にお風呂に入ることにして、袰月の人工泉に行った。この辺は全然温泉がない。廃校になった袰月中学校の校舎が活用されている施設。

キャンプ地は高野崎ではなく、鋳釜崎にした。東屋があり、水場やトイレが近く便利で景色も開けていて良い場所だった。愛知から車で来てこの辺を回っているというおじさんと少し話した。何この景色、何この岩、すごい、青森にこんなところがあるって知らなかったよ!と話していた。駐車場で車中泊するようだった。柵を越えて岩場へ下りて釣りをする人が何人かいた。調べてみたら色々釣れるようだ。

 地磯からアイナメ・ソイ・クロダイ・マダイ・ホッケ・イナダ・アオリイカ・ヤリイカなどが釣れる。ただし地磯へは急な崖を降りる必要がある。  鋳釜崎の釣り場ポイント情報と釣果!/釣り広場.com

きれいに管理されているトイレも近くにあり、快適

さっき行った高野崎

岩木山神社の分社?藪すぎて先に進めない

結局霧がきれいに消えることはなく暗くなってしまった。去年のGWの行合崎のように夕焼けを見られるかと思ったが、初夏だと難しかったよう。朝にスーパーで買っておいた食材でバーベキューをして、就寝。