春の青森、西へ2
青森経由で弘前、岩木山麓へ / 岩木山登山、弘前市街地夜の散歩 / 雨の一日、つがる地球村へ / 鰺ヶ沢と深浦 / 白神岳登山と不老ふ死温泉 / 西海岸から南部へ
2024/4/29の記録
晴れ。5時過ぎに岩木山登山を開始した。
入口は百沢スキー場で、そこまで急ではない道が続く。カタクリがたくさん咲いていた。徐々に残雪が出てくる。
姥石のあたりでチェーンスパイクをつけた。ひたすら登る。だんだん斜度がきつくなってきた。日差しがあり、遮るものがないので汗が止まらなかった。樹林帯を抜けて開けたところまでくると、背後に雪を被った白神山地がよく見えた。
焼止りヒュッテを通り過ぎ、谷間の夏道を右下に見てまたひたすら登る。鳥海山と岩木山の鞍部までがかなり急だった。アイゼンであるべき。買おうと思った。足元を確認しながら登って、ふと横を見ると壁のようだった。牛歩で進む。
見下ろすとまだ街が近い
横を見ると斜度に驚く
登りきった部分が見えない、先が見えない
だんだん街が遠くなる
鳳鳴ヒュッテから山頂は雪がない。チェーンスパイクを外した。
津軽平野にそびえる県内最高峰。山頂からは360度見渡せた。白神山地、弘前の市街地、八甲田方面、廻堰大溜池、龍飛崎方面の沿岸。
白神山地方面、雪をかぶっている
津軽半島方面、湿原や沼が見える
Small Twistの鶏飯とダルカレーを食べつつ、ゆっくりした。
下りはこわい。さっき登ってきた壁を行かなくてはならない。先をいく人々はスキーの要領で滑りながら降っていて、上手かった。スキーを最後にやったのはいつだろう…子どもの頃…。ザラメの雪を足でかき分けて滑らせる。眼下に津軽平野が広がる。高原のスキー場でもこんな景色はないのではないかと思う。天空のスキー場という感じだった。
ひたすら下り、雪がなくなって道端に花を見つけるようになればもうそろそろおわり。
西目屋村の道の駅へ行き、その場で缶に充填できるシードルをりんごの品種違いで2種類購入、はちみつソフトを食べた。それでもお腹が空いていたので、山菜蕎麦も分け合って食べた。
モンベルのクマが量産型の(?)田舎のおじいさんスタイルだった
近くにある温泉で汗を流す。GW中日の平日だったからか空いていてのんびり入れた。
その後、弘前市街のホテルにチェックイン。少し休憩したあと、BeEasyBrewingの直営店「ギャレスのアジト」まで歩いていき、下山後・風呂上がり一発目のビールを飲んだ。沁みに沁みた。フードもいくつか頼んで、ビールは3,4杯のんだ。車がないと行きづらい場所にあったけれど夕方から結構お客さんが入っていた。みんな代行で帰るのかな。
いったんホテルに戻ってきたとき、夜になりかけの弘前市街を見た
弘前の街なかを歩くのは初めてだったので、飲み屋でまた少し飲みたかったが今日は5時前起きで満身創痍。まだまだお腹が空いていたのでとりあえず煮干しラーメンを食べた。
夜の弘前城のライトアップを見に行く。公園内のほどよい暗さ、お腹いっぱいで歩いているとちょうどよく眠たくなってくる。登山中は日焼け止めを塗って、(上りは暑くて被ってなかったけど)下りはハットを被っていた、しかし雪山の照り返しでものすごく日焼けして顔が熱いし目がしょぼしょぼ充血していた。雪山ではサングラスが絶対に必要だと思った。(前年の八甲田登山でも同じことを思った気がする)
葉桜でもライトアップされていると夜桜気分になれた
弘前の街はきれいで、洗練されているように感じた。
実家も祖父母宅も八戸にありみんな生まれも育ちも八戸の生粋の南部人なので、青森(県)に住んでいた頃は弘前に馴染みがなかった。物理的な距離もある(青森市経由か、八甲田山を超えてくるか−–冬季は道路閉鎖する、秋田側から回り込むか)し、言葉や文化も違う。
景観が良い。歴史的建造物が多く、建物はそのままで新しい店が入って活用されていたり、大事にされている。やっぱり城下町は、港町とは違うなぁとしみじみ思った。(八戸にも、今は残ってはいないにしても城はあったのだが…)
やっとの思いでホテルまで歩いてきて、すぐに眠った。
🧖温泉
しらかみの湯
日帰り利用
泉質
ナトリウム-塩化物泉