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春の青森、西へ4

春の青森、西へ4

青森経由で弘前、岩木山麓へ / 岩木山登山、弘前市街地夜の散歩 / 雨の一日、つがる地球村へ / 鰺ヶ沢と深浦 / 白神岳登山と不老ふ死温泉 / 西海岸から南部へ

2024/5/1の記録

朝起きると雨止んでいて快晴だった。風もなく穏やか。鳥の鳴き声と、近くを通る五能線の列車の音が聞こえる。まずは朝風呂へ。

朝の様子

風呂上がり、火をおこした。野風パンで買ったハードパンをスライスし少し焦げ目を付け、肉屋で買ったベーコンをカリッと焼き、輪切りの玉ねぎソテーとスクランブルエッグ、あとチーズをはさんで朝食にした。あと、赤れんが倉庫美術館で買ったドリップコーヒー。ふだんキャンプをするときは翌朝登山開始ということが多く、朝ゆっくり過ごすのは初めてだった。
サンドイッチ

のんびり出発し、鶴の舞橋へ向かう。
昨日とうってかわって池越しの岩木山はきれいに見えている。
鶴の舞橋と岩木山

タンチョウヅル タンチョウヅルが飼育されていた

菜の花畑の看板を見かけて行ってみた。幼稚園バスが停まっていて、子どもたちがおでかけに来ていた。一面鮮やかな黄色、くっきりと見える津軽富士。一番いい時期に来た!
菜の花畑と岩木山

近くにあるアビタニアジャージーファームでソフトクリームを食べた。青森県三大ソフトの一つとのこと。濃厚でコクがあるけどさっぱりしていてとてもおいしい。さっき朝ご飯食べたばっかりだしお腹いっぱいだなとか思っていたけどぺろりと食べた。三大ソフトというのも頷けるおいしさだった。
アビタニアジャージーファームの看板

西海岸へ出て、鰺ヶ沢のドライブイン潮風へ立ち寄る。
平日だったが有名店ということもあり激混みだった。名物のヒラメの漬け丼は提供までに1時間かかるとのことだったので、チャーハン・カレーライス・イカメンチ・ビールにした。しかし結局1時間くらい待った。ヒラメの漬け丼、イトウの漬け丼にいつかリベンジしたい…
ドライブイン潮風の看板 食券

五能線と並走しながら南へ進む。
関の甕杉・関の古碑群は道路から少し階段を登ってひっそりとしたところにある。推定樹齢1,000年。石碑には梵字が書いてあった。所々文字の判別ができない箇所がある。

東日本を旅した民俗学者菅江真澄(1754?~1829)も、寛政9年(1797)旧暦5月7日にここを通って、大杉のことを記している。
関の杉(関のスギ/関の甕杉/関の亀杉)

関の甕杉 関の古碑群 関の古碑群の説明

千畳敷海岸。「千畳敷」というとカールより海岸が思い出される。三陸の海岸では見られない、不思議な景観。

物珍しがった津軽藩の殿様が、そこに千畳畳を敷かせ大宴会を開いたとされることからこの名がある。藩政時代には殿様専用の避暑地で庶民は近づけなかったという。
千畳敷 (青森県) - Wikipedia

千畳敷海岸 千畳敷海岸の岩

子供の頃にも来たことがあった。そのときは、旧市浦村の今は無き「し〜うらんど」(タラソテラピー施設)へ行ったり十三湖でしじみラーメンを食べたり鯵ヶ沢キャンピングパークに泊まったりしたはず。おぼろげな記憶。

ホームセンターとスーパーで買い出しをして今夜の幕営地に向かった。
行合崎。念の為役場に電話して確認すると、もうキャンプ場としての営業はしていないが自己責任で気をつけてご利用ください、とのことだった。駐車場から岬まで少し距離がある。16時前に到着するとまだ誰もいなくて貸切状態だった。トイレはきれいに管理されていた。
海のすぐ近くまで芝生が広がっている。この景色は地質学的に珍しいそう。青森県東岸の種差海岸とよく似た景観。植生が多様。

行合崎の説明看板

岬の先の方まで散歩しに行った。下り坂になっていて海まで降りれるようだったけどそこまでいかずに引き返した。一人でススキの中にいて波の音しか聞こえないと、心細くなった。引き返す途中、岬の下の海辺に階段で降りられるようになっていた。旧キャンプ場が広がっていて、炊事場跡や石のベンチとテーブルがぽつりとあった。
上まで戻ってきたら風を感じた。そうはいっても海風としては穏やかなほうだと思う。穴場の絶景キャンプ場だけど、風が本当に穏やかな日でないと長時間外にいられなさそう。自分たちの他には、ソロライダーのテントだけ。

行合崎の端までの道 行合崎 すれ違った人々 詩碑 行合崎から日本海を見る キャンプ場に降りる道 イカ焼き 遠くの風車 今夜の幕営地 ビール 日本海に沈む夕日 目の前の日本海に沈む夕日を見る

道の駅で買った焼きイカを食べた。マヨネーズをつけて食べ、ビールを飲むのが最高。前日残しておいたチョリソーや野菜を焼いて食べる。長時間風にあたり冷えてきたので参鶏湯風にんにくおじやで温まった。
日没後

夜中トイレに行くとき、星がきれいだった。漁港を挟んで奥の丘の上に等間隔でたっている巨大な風車の赤いライトが一定に、皆揃って点滅していた。巨大ロボットの目のようで少し怖かった。

😴宿泊地

行合崎海岸
無料、トイレあり